正しく見るために
新型コロナウイルス感染症と眼に関する情報について
2020.05.13
新型コロナウイルスの感染拡大が広がる中で「マスクだけじゃなくメガネもかけた方がいい」「コンタクトレンズよりメガネがいい」などといった様々な情報が飛び交っていますね。
日本眼科学会と日本眼科医会から「国民の皆様へ」として「新型コロナウイルス感染症の目に関する情報について」案内されていますのでご紹介させていただきます。
こちらでは『新型コロナウイルスは口や鼻といった上気道の粘膜から感染するが目の粘膜組織である「結膜」からも感染する可能性がある』として、感染経路である「飛沫感染」と「接触感染」を防ぐことが重要とのこと。
「接触感染」については『ウイルスが付いたテーブルや椅子・パソコンのキーボードなどをさわった手で目をこすったりさわったりした場合にもウイルスに感染する可能性がある』として、基本的な対策は『手洗いやアルコール等で消毒することが大切』。またコンタクトレンズ装用者には『脱着の際に直接目に触れるので目に触れる前後に十分な手洗いを。心配であれば暫くの間コンタクトレンズから眼鏡の装用に』と呼びかけられています。
そして「飛沫感染」については『眼鏡やゴーグルを装用すれば新型コロナウイルスの飛入をある程度は抑えることができるが完全でなくレンズのない側面や上下の隙間からウイルスが侵入する可能性があり眼鏡やゴーグルに触れた手で目をこすってしまうとかえって感染のリスクを高める可能性もある』とされています。
万全ではないにしても、今はコンタクトよりもメガネ。そしてマスク同様にメガネ装着はある程度は感染防止対策にはなるようですが、新型コロナウイルスの感染防止策の基本はいかに「飛沫感染」と「接触感染」を防ぐかということですね。
また、休校や外出自粛に伴い家庭で過ごす時間が長くなる中で、オンライン学習やウェブ会議などの導入も進んできていますが、スマートフォン・タブレット端末などデジタルデバイスを長時間見続けることは、近視の進行や眼精疲労の原因にもなります。
「自宅にいる時間が増えたのでそれに合わせたメガネを作りたい」といったお客様も最近では多く見られる中で「少しでも眼にストレスを与えない度数の処方」について今まで以上に考えていければと思っています。
皆さま、未曾有の事態で精神的にも大変な時ですが、どうかご自愛くださいませ。
当店ではお客様が少しでも安心してご利用いただけるよう、新型コロナウイルス感染防止対策を実施しております。詳しくはこちらをご覧ください。