素敵に見られるために
強度近視の方へ『レンズ加工のこだわり』
2022.02.01
一般的なメガネフレームはフレームリムに溝があり、レンズに山(ヤゲン)をたてることで、フレームとレンズが固定されています。
先日、S−9.00D超えの強度近視のお客さまがご来店され、アン・バレンタイン『M.7』をお選びいただきました。
最薄型高屈折レンズで作製した場合のレンズ厚について、コンピューターでシミュレーションすると、フレームの厚み(4.2mm)とドンピシャとなりました。
当店ではそこからさらに掘り下げます。
アン・バレンタイン『M.7』はメタルリムの後ろにプラスチックパーツが組み込まれた特殊なコンビネーション構造となっており、通常の加工方法で作製すると、レンズの山(ヤゲン)は4:6の比率でたってしまい、せっかくフレームとレンズの厚みが同じなのに、レンズが少し前に出てしまうという残念な結果になってしまいます。
そこで、メタルリムのリム幅とプラスチックパーツのサイズを0.1mm単位で計測して、レンズの山(ヤゲン)の位置を計算し、前から1.3mmになるようにレンズを加工作製!!!
前にも後ろにもレンズがフレームからはみ出ることなくパーフェクトな仕上がりです!!
当店では完成時のレンズの厚みと完成時のメガネの総重量について、0.1mm単位、0.1g単位でシミュレーションしながらレンズをお選びいただけます。
『度数が強すぎて…』というお客さまから、『レンズの山(ヤゲン)の位置にもこだわって、徹底的にかっこいいメガネに仕上げたい』という方まで、お気軽にご相談ください。