正しく見るために
アイフレイル対策〜眼の健康寿命のために〜
2024.12.09
視機能は快適な日常生活を維持するために欠かせない要素のひとつです。
視機能の衰えを示す概念として日本眼科啓発会議第一分科会で提唱されている『アイフレイル』
『アイフレイル』とは加齢に伴って眼が衰えてきたうえに、様々な外的ストレスが加わることによって目の機能が低下した状態、また、そのリスクが高い状態のことをいいます。
※「フレイル」は「加齢に伴い身体の様々な機能が低下することによって、健康障害に陥りやすい状態」を指す概念。厚生労働省は健康寿命延伸に向けた施策の柱のひとつとして「フレイル対策」を挙げており、2020年から「フレイル健診」が全国で開始されています。
「目が疲れやすくなった」「小さな文字が見づらい」など、見え心地に関する悩みはありませんか。
40歳を過ぎると多くの人が目の衰えとして実感するのが老眼(老視)です。
眼球内の水晶体は加齢とともに硬くなって、目的距離にピントを合わす機能が低下してきます。
調節力に負荷のかからない適正な度数の眼鏡を使用することが大切です。
また、眼精疲労やちょっとした見えづらさを「年齢のせい」として放置していると、重大な疾患が隠れているかもしれません。
白内障や緑内障、加齢黄斑変性など、加齢とともに発症リスクが高まりますが、まぶしく見える、視野が欠ける、物がゆがんで見えるなど、はっきりした症状が出るまでに、数年から十数年ほどかかる場合もあります。
早期に治療を始めることで疾患の進行を抑えることもできるので、40歳になったら症状がなくても一度は眼圧や眼底の検査など、眼科受診をお勧めします。
詳しくは日本眼科啓発会議アイフレイル啓発公式サイトをご覧ください
セルフチェックツールなどもありますので一度やってみてもいいかも。